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2006年3月23日 (木)

35億年前のメタンが発見される

【細菌が作った最古のメタン 豪の35億年前地層で発見  (共同通信)- 3月23日】
東京工業大地球史研究センターの上野雄一郎助手(地球科学)らの研究チームが、 オーストラリア西部の約35億年前の地層中の岩石に、細菌がつくったとみられるメタンが含まれているのを発見、 23日付英科学誌ネイチャーに発表した。
「メタン生成菌の存在を示す最古の直接的な証拠だ」としている。
メタンは二酸化炭素よりはるかに強い温室効果を持つガス。太陽が今より暗かった太古代(25億年前より昔)には、 大量のメタンによる温室効果が気候に大きな影響を与えていたと考えられているが、 メタンを生み出す菌が地球上にいつ現れたかは詳しく分かっていなかった。


地球の歴史は約46億年。

  35億年前からメタン生産菌は居て、せっせとメタン(天然ガスの成分)を作り、   そのせいで当時の地球は温暖だったかもしれないわけやねぇ。メタンは、二酸化炭素の23倍(100年)の温暖化効果があるし。
  ところで、現在、永久凍土や深海にメタンハイドレートとして大量のメタンが封じ込められている。その量は、   地球上全体で約10000ギガトン(10の16乗キログラム、大気中の全二酸化炭素の炭素量の20倍、   現在知られている全化石燃料の埋蔵量に匹敵、日本の近海でも2003年度の日本の天然ガス消費量の約96年分)。
  メタンハイドレートって、   氷の中にメタンが封じ込められたようなモノだが、低温・高圧下でしか安定でいられない。温度が高くなったり、   周りの圧力が下がったりすると温室効果ガスのメタンが出てくる。だから、地球環境を不安定にする可能性を持っている。
 
  地球の歴史で、 約5億4500万年前 (原生代末)、約4億3500万年前 (オルドビス紀末)、約3億6000万年前   (デボン紀後期)、約2億5千万年前 (ペルム紀末)、約2億1200万年前 (三畳紀末)、約6500万年前 (白亜紀末)   に生物の大量絶滅が起こっている。
  ペルム紀末の大量絶滅では、海生生物のうち最大96%が絶滅した。その原因仮説の一つに、   『火山活動で発生した大量の二酸化炭素により温暖化が進み、それによって深海のメタンハイドレートが分解して大量のメタンが放出され、   さらに温室効果が促進されるという悪循環が発生し、 環境が激変した』とする説が唱えられている。
 
  近いところでは、約2万3000~1万7000年前の間に、   北海道十勝沖周辺海底から6度にわたりメタンが放出されていたことを示す痕跡が発見されている。この時期は氷河期の終わりに当たり、   「地震などで海底のメタンハイドレート層が繰り返し崩れ、強い温室効果を持つメタンを大量に放出したことが、   氷河が解けるのを後押しした可能性もある」と分析されている。
 
  今、資源の乏しい日本は、近海のメタンハイドレートを採掘しようと真剣に取り組んでいる。上手くいけば、   石油事情からかなり開放されるが、失敗すると『地球環境を崩壊させた日本』、と世界史に刻まれることになるよなぁ・・・・・・・・・

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2006年3月15日 (水)

iPodで難聴に(追記)

ichigo
銀座あけぼの いちご大福     GR DIGITAL @ 28mm

2005年9月15日 HOTWEIRED
『研究者たちは、普及が進む携帯音楽プレーヤーや携帯電話など、直接耳に付けて使用する機器が、 若年層の難聴の原因になっていることを懸念している。 ・・・・・・・・

2006年1月20日 HOTWIRED
『米マーシュフィールド病院(ウィスコンシン州)の聴覚専門医は19日(米国時間)、 iPodなど携帯音楽プレーヤーの乱用は難聴を招くとして、利用時間を1日2時間以内に抑えることを呼びかけた。音量が適正でも、 イヤホンで聞き続けると耳を傷つけ、40代になるころに補聴器が必要になりかねないと訴えている。・・・・・・・・

2006年1月27日 HOTWIRED
『エドワード・マーキー米下院議員(民主、マサチューセッツ州選出)は26日(米国時間)、『iPod』 など携帯音楽プレーヤーが難聴を招く懸念について、米厚生省の国立聴覚・伝達障害研究所(NIDCD)に調査を要求したことを明らかにした。 本当に危険があるのか、予防策はないのか調べるよう求めている。医療関係者が最近しきりに警告を発していたが、 議員も関与する事態に発展した。・・・・・・・・・
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唐突な感じだけど、海の向こうではちょっとした社会問題になりつつあるようだ。

2月2日 追記
「iPodで難聴の恐れ」米で購入者が賠償提訴(読売新聞) 【ニューヨーク=小山守生】 米アップルコンピュータの携帯型デジタル音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を購入した米ルイジアナ州の男性が「iPodは、 使いすぎると難聴になる恐れがある」として、同社に損害賠償を求める訴訟をカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に起こした。 AP通信などが1日報じた。 この男性は、イヤホンを使ってiPodの音楽を毎日大きい音量で聞き続けると難聴になる可能性があるのに、 「購入者に十分な警告をしていない」などと主張している。男性は今後、集団訴訟としての手続きを進めるという。  iPodは世界的に大ヒットを続けているが、最近は学者らが使いすぎによる難聴を警告する動きも出ている。
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ついにきたねぇ。さすが訴訟の国。

ところで、iPodを聴きすぎてなるという難聴、実際にヘッドホン難聴という疾患がある。 理論的にもヘッドホンで大きな音量の音楽を聞くことが難聴原因になるといえるらしい。
これは、
①内耳は「比較的高い周波数の音に障害性が高い」。音は、空気中を伝播する間に高周波帯成分は弱まるが、ヘッドフォンで聞く場合、 この高周波帯の音がそれほど弱まらない。
②何時間もヘッドフォンで音を聞いていると大きな音に対して耳が順応して強大音に対する感受性が低下することがある。 ヘッドフォンを使って音響的に孤立することはこの傾向を助長する。
からだそうで。

3月15日 追記
[ワシントン 14日 ロイター]米国立衛生研究所(NIH)は14日、米アップルコンピュータの「iPod」 などの携帯音楽プレーヤーが難聴の原因になるかどうかを判断するには、さらなる研究が必要との見解を示した。
 米下院のマーケイ議員(マサチューセッツ州選出)は1月、NIHに対し、 携帯音楽プレーヤーが早期の難聴の一因となるかどうかを再度検討するとともに、 防止策として何ができるかを提言するよう求める書簡を送っていた。
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まだまだ、この問題、決着がつきそうにないねぇ。

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2006年3月11日 (土)

メガーヌRS、1年点検に出す

sakuranbo
桜桃満開  GR DIGITAL @ 28mm

 メガーヌRSを1年点検にだした。
 特に悪いところなし。
 この1年での不具合を強いて言えば、ドアノブの不機嫌(解決)、5000~6000rpmでの息継様症状(今はでない)、 悪路での右ドア内部から軋み音(原因不明)くらい。
 前車(アルファ75)は、イベント続きだったので、今は極めて平和だ。

 点検ついでに、足回りの増し締めをしてもらった。旧車では極めて効果的で、クルマがしゃきっとする。
 で、メガーヌは。しゃきっとした。あハハハ・・・・・・ 旧車か、オマエは

1年9000km乗ってみての感想。
①走り
・やっぱり、ホットハッチぢゃなくGTカー。高速道では、全くストレスなし。その安定性、速さに快感すら覚える。
・結構ターボの効きがハッキリ。4000rpmあたりからグッっとくる。これはこれで快感。けど、ハンドルをしっかり・・・・・・
・市街地は、3速でAT感覚で走行可能。これって便利ょ。
・相対的な感想だが、BMW1er、Alfa147、Golf Vより軽快感が高い(重厚さが好きな場合、独車でしょう)。
・走行距離でかなり乗り心地、ハンドリング、エンジン音(少し)が変わる。いい方に。
 乗り始めは、山道で怖い思いをしたけど3000kmあたりから、脚がしっかり仕事をするように。ついでに、乗り心地もしなやかに。
 2~3速での減速時のエンジン音、自分的にはいい音と感じる。アルファ75の音も良かったけど。
 なぜか、エンジン音は外からより中の方がよく聞こえる。ルノースポールの味付けか。
・Rの小さいカーブで強いアンダーを感じても、グリップにはまだ余裕があるという、ちょっと不思議感覚。
・ロールは、この種のクルマでは大きい方か。
・トランスアクスルアルファのように、 コーナー進入時にロールさせて外2輪に加重を載せるとオンザレール感覚で気持ちよく抜けることができる。FF車は初めてだけど、 そんなもんなのか?
・荒れた路面でグリップが抜ける感じが時々。
・低速でハンドル操作が軽く、接地感が希薄。この種のクルマでは、応答性もよくない。パワーアシストが切れる60km以上では、問題なし。
 しかし、ミッシュランX-iceでは、そんな感じはしなかったから、タイヤのせいかも。
・低速で大きい路面のうねりに遭遇すると、ボディの揺れの他に別の揺れが発生し、気持ち悪い。
 ミッシュランX-iceでは、そんなことなかったから、「別の揺れ」はタイヤのせいかも。
②その他
・シートのすわり心地、イイ。 室内が開放的で、イイ(独車は、自分としては圧迫感があって×ょ)。パネルが操作しやすい。
・デザイン、イイ(好みが別れそうだけど)。
・故障なし。当たり前か、今のクルマなら。
・小回りがきく。これって市街地では重要。
・日産でメンテナンスしてくれるから便利。
・年寄りになっても、違和感なく乗れそう。
・凹凸でスペアタイヤが跳ねて煩い(詰め物をしてOK)。
・オートワイパーの動作が変。ちょっと使いづらい。
・塗装面が柔らかい(小傷が入りやすい)。
・フランスのカローラ、メガーヌとしては値段がちと高いが、スポーツカー並み(ぢゃなくてスポーツカーという声も)の動力、ブレーキ、 走行性能を買ったと思えば納得。

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2006年3月10日 (金)

燃料電池車のエネ節約度

 日本自動車研究所(JARI)は、実物の燃料電池(FC)車を使って評価したFC車のエネルギー総合効率を発表した (世界で始めてらしいです)。環境面では現状でもFC車が効率、二酸化炭素排出量の面で優れることを裏付けるデータとなった。

①総合効率の算出方法
 Well-to-Tank(一次エネルギーの生産から燃料タンクへの充填)とTank-to-Wheel(燃料タンクから車両走行) における、エネルギー消費量および二酸化炭素排出量を計算(記事には、Well-to-Wheelと書いてある)。
②評価方法
・苛性ソーダ工場からの副生水素を充填したガススタンド(JARI内)から水素ガスをFC車に供給
・FC車(1.7t)を、シャシーダイナモで10.15モード走行実験
・1.7t換算のハイブリッド(HB)車およびガソリン(G)車と比較
③結果
・ガソリン換算燃費: FC車 23.8km/l (HB車 21km/l)
・一次エネルギー投入量: FC車 1.5MJ/km (G車の50%、HB車の85%)
・二酸化炭素排出量: 80g/km (G車 200g/km、HB車 125g/km)

【以上、日刊工業新聞 3月9日より引用】
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 記事内容が正確でない可能性もあるけれど、とりあえずJARIの評価で疑問な点。
・苛性ソーダ工場からの副生水素を使ったということで、 苛性ソーダ工場での水素生成に必要とされたエネルギーおよび二酸化炭素排出量は計算に入ってないように思える。もしそうなら、 Well-to-Tankの評価は不十分では?
・HB車をFC車に合わせて1.7tに換算して評価している。つまり、実際には1.7tもないHB車の実測値を水増ししているようだ。 FC車は、電池やら高圧タンクやらで軽く出来ない事情があるとはいえ、このやり方は現実的でない。

 で、疑問は置いといて、1.7tのFC車と1.7t換算のHB車との間には、思ったほど大きな環境性能の差はないようやねぇ。
 プリウスなどのHB車は1.4t程だから、現実は、1.7tのFC車よりもHB車の方が、環境性能で優れているのではないかとも思える。

 2004年にみずほ情報総研とトヨタ自動車が行った研究「輸送用燃料のWell-to-Wheel評価」 が参考になるかな。

 現実的にHB車の選択が可能な今、わざわざ、G車とFC車を比べる意味は無い。
 で、HB車とFC車を比べた場合、FC車の方が環境性能がよいという結果となっているけど、その差は僅か。
 しかし、財団法人のJARIは、この結果を、FC車の開発推進に大金を投じる根拠とするんだろうな。

 でも、その金を 「小型で安いハイブリッド車」の開発に投じた方が、遥かに温暖化防止に貢献できると思うんだけど。

 FC車が普通の人に買えるようになるには、後何(十)年かかるか。地球温暖化は待ってくれへん。

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2006年3月 8日 (水)

NAVI 4月号のDynamic Safety TestにメガーヌRS登場

 NAVI お馴染みのDynamic Safety Testで、メガーヌRS、シトロエンC4 VTS、ゴルフGTI (DSG)の3台がテストされていた。
 テスト項目および結果(テスター 清水和夫氏)
 1.直線での加速&ブレーキテスト(動的安全性能の基本となる部分の評価)  
 2.旋回ブレーキテスト(ブレーキおよびシャシーの総合性能の評価)
 3.ダブルレーンチェンジ(シャシー性能、操縦安定性の評価) 
 4.ハイスピードライディングテスト(シャシー性能から快適性まで、クルマのポテンシャルを評価)

 結果は、メガーヌRS 22点/25点、GTI 21点/25点、C4 20点/25点。
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 清水氏は、ドイツ車大好き派である。
 レポート冒頭に、まず素晴らしきGTI(DSG)ありきで、他の2車がどれほどのものかみてやろう、という意図が見て取れる。 「ドイツのマジメさと英知の結晶であるVWのクルマ作りとラテンのノリ?で開発された・・・・」とフランス2車をチャカしてる。
 また、Dynamic Safetyをテストするのであれば、6MTのGTIでもよかったものを、 わざわざ既に評価高いDSGを積んだ車を使っていることからも、まずGTIありき、やね。
 つまり、テスター清水氏には既にバイアスがかかっている状態でのレポートなので、上の結果はなかなか面白い。

 素晴らしきGTIは、テスト1でその直噴ターボとDSGが絶賛され、テスト4でもDSGと快適性が絶賛されて、堂々1位。
 が、しかしテスト2と3では、メガーヌRSに1位を譲る。特に、GTIはウエット路面での旋回ブレーキ(テスト2)で、 フランス2車より10mもオーバーランし、コースアウトしかけてしまった。それで、最下位。
 さて、ドイツ車派の清水氏、なんと評価したか。まず、GTIのFタイヤは5分山だったから、と。しかし、他2車も同じだった。そこで、 GTIは、200km/hの安定性を重視し、他2車はステアリングの正確性を重視する設計思想の違いだ、とおっしゃった。
 テスト2のような極限状態で、コースアウトすることなく短距離で停止できることは、安全上重要でしょう。 設計思想以前の問題だと思うんですけど、清水さん。

 こうして客観的にテストしてみると、 想定外にメガーヌRSのダイナミクスの高さが明らかになってしまった、 というところやね。

 まぁ、こうした客観的事実に対して、清水氏は、素直に、GTIは直線番町と評し、 RSの正確で俊敏なステアリング (味わい深いとも言っている)とブレーキ性能(3シリーズのようなにリニアでよく効くと言っている)を高く評価した。

 非日常的状況での操縦安定性のような極限性能を織り込んでクルマ作りできるかどうかは、メーカーの技術の蓄積によるものやと思う。
 そういった点では、昔からF1とかラリーをやって来たメーカーが作ったクルマと、 初代フォーカスを作った技術者を連れてきて仕立て上げたクルマとでは、持ってるポテンシャルの奥深さが違うのかなぁ。

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2006年3月 4日 (土)

アルピーヌ A310 V6

310 f
GR DIGITAL @ 28mm

 ラリーにおけるアルピーヌA110の強さはとどまるところを知らず、ついに1971年、モンテカルロで1,2,3位を独占。
 その年のジュネーブショーでA310は、デビューした。
 デビュー時は、 直4 OHV 1605cc 127 ps。1977年にV6 SOHC2664cc 150ps のV6が追加された。 1040kgのボディを0-100m 7.4秒で走らせたという。

 このA310 V6、ルノースポールでチューンされたエンジンを積み、フランス国内のチャンピオンシップを中心に活躍したそうだ。

 写真のモケイは、MINI RACINNG キット No.0627 ALPINE RENAULT A310 V6 Rally Cross 77 を組み立てたもの。
 Jean Ragnottiは、ワークスA310 V6をドライヴして1977年のラリークロスで優勝(ちなみに、 やや濃い目の黄色はルノーのコーポレートカラー)。
 参考URL :http://thierry.combaluzier.neuf.fr/a310_competition.htm

310 r

 MINI RACINNG のキットは、ほぼ全てが一体成形されている。サラット仕上げようと思えば直ぐできるのだけど、 ちょっと手を加えようとすると大変なことになる。今回、一体成形リアブラインドを全削して洋白板で作り直し、マフラーもアルミ管に。 ここまでは、予定通りだったのだが、塗装後、窓枠を全削、洋白棒で作り直すハメに。おかげで汚くなってしまった。
 はぁ~、大変だった。 

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2006年3月 3日 (金)

熱帯雨林の伐採

パプアニューギニア熱帯雨林の破壊止まらず
2006年 3月 1日 (水)      17:35

  【シドニー28日】ワシントンに本部を置く環境保護の非営利組織フォレスト・トレンズは28日発表した報告書で、アジア・   太平洋地域に残っている最大の熱帯雨林であるパプアニューギニアの樹木が不法伐採と汚職のため破壊が進んでいると警告した。   同報告によれば、マレーシアの企業がパプアニューギニアの樹木切り出しを取り仕切っており、多大の利益を得ている。   切り出された原木の市場となっているのは主として中国、日本、韓国。原木の多くは中国で欧州、北米向けに加工されている。   伐採作業は現代の奴隷制のような状況で行われ、森林が効果的に剥ぎ取られている。   パプアニューギニア当局による検査は単に輸出税が支払われているかどうかをチェックしているだけだという。

   一方、環境保護団体グリーンピースによれば、パプアニューギニアの森林のうち何らかの保護措置が取られているのは全体の1% 以下で、    毎年、広大な面積の樹林が失われているという。〔AFP=時事〕

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比の森林、30年で53%消滅 違法伐採、   地滑り誘発 中国へ密輸も

  2006年 2月20日 (月)        03:13

 
【バンコク=岩田智雄】フィリピンで起きた大規模地滑り災害は、森林の違法伐採が原因の一つであることが指摘されている。     フィリピンに限らず東南アジア各国ではこれまで、無計画な森林破壊が繰り返されてきた。過去、木材の主な輸出先は日本だったが、    現在は中国向けが増え、その流通ルートには政治家や密輸業者が暗躍しているとされる。
   フィリピンでは、一九六〇年代から七〇年代にかけて主に日本への輸出を目的とした大規模な森林伐採が行われた。最近でも、貧困による違法伐採や焼き畑が後を絶たず、過去三十年で53%の森林が消滅した。過去にも大雨による土砂災害がたびたび発生しており、環境保護団体は、地元有力者や政治家が業者と癒着して違法伐採をはびこらせてきたと指摘してきた。
   カンボジアでは内戦時代、違法伐採された木材はタイへ売られ、ポル・ポト派などの戦闘資金になっていたが、現在は違法木材の多くが中国へ流れているとみられている。ロンドンに事務局を置く環境監視団体、グローバル・ウイットネスは違法伐採に政府高官が関与しているとする報告書を作成。地元紙カンボジア・デーリーも違法伐採をめぐるわいろが役人のポケットを潤していると指摘している。
  カンボジアでは六〇年に国土の73%だった森林が二〇〇〇年には35-50%に減少したといわれる。     魚の産卵場所を提供している水辺の樹木の伐採で、東南アジア最大の湖、トンレサップ湖の漁獲高が減少しているほか、     メコン川流域では土砂災害を誘発し、二〇〇〇年には過去七十年で最悪の三百五十人が死亡した。  
   一方、インドネシアからも違法木材が大量に中国や日本へ渡っていることが、昨年十一月に日本で行われた国際会議     「アジア森林パートナーシップ」(AFP)で報告された。インドネシアと英国の合同調査によると、インドネシアで生産される木材は、      半分から四分の三近くが違法伐採されたもので、背景には密輸業者の横行や官吏の汚職があるという。  
   中国との関係を深めるミャンマーからも大量の違法木材が中国南部へ陸送されている。グローバル・ ウイットネスの調査によると、     木材の95%は違法に輸出されたもので、その量は年間百万立方メートルに及ぶと推測されている。  
 中国は自国での森林破壊が進み、洪水の発生被害が多発している。このため、国内での伐採を抑制する代わりに、東南アジアやロシアからの輸入を増やしている。中国の木材輸入量は、九七年には五千四百万立方メートルだったが、〇二年には一億二千二百万立方メートルと二倍以上になり、木材輸入国としては日本を抜いて米国に次ぐ二位となっている。  

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政府購入の紙や家具、「合法」   証明に限定 違法伐採対策
  2006年 2月 7日 (火)        03:05
 

 熱帯雨林などでの違法伐採対策として政府は4月から、政府機関が購入する紙や家具、製材などは原則的に「合法性」 が証明された製品に限ることを決めた。
   輸出国が伐採を認めている樹木の種類や地域からの産出品であることなどを、第三者機関が出す森林認証制度か、業界団体や各企業が設けた自主ルールに基づく合法証明書のいずれかで証明する。環境に配慮した製品の調達を国に促す「グリーン購入法」に基づいた措置で、政府は2月下旬にも新しい調達方針を閣議決定する。
   森林認証制度は、森林の管理や伐採、木材製品などが環境に配慮しているかなどを業界から独立した機関が審査する仕組み。 自主ルール方式は、林業、木材業界団体や企業が独自に条件を作成し、それに基づく証明書を製品の流通過程で交付しあい合法性を担保する。
    対象となる品目は、コピー・印刷用紙、文具、いすや机、政府発注の公共工事に使う製材など。 紙はこれまで使用を義務づけてきた再生紙も引き続き認める。各省庁に加え、国立大学法人や独立行政法人も義務となるほか、地方自治体も努力義務が生じる。
   世界の森林面積は毎年1000万ヘクタール近く減少しており、違法伐採が主な原因の一つといわれている。

 

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