レオンバイク
「10年はモデルチェンジをしない。フレームは1種類だけ」 という自転車が、この秋あたりに、商品化されるらしい (日経産業新聞7月20日)。
この自転車を、開発しているのは、 人口3000人の愛知県新城市作手にある「レオンバイクジャパン」。
コンセプトは、1台でいろんな楽しみ方ができる「スポーツ・ユーティリティ・バイク」。いわゆるMTBだ。
5月に試作品が出来上がり、日仏のスタッフがテスト中らしい。初年度は、100台生産する予定だそうだ。
なぜ、「10年はモデルチェンジをしない。フレームは1種類だけ」 という自転車を造ろうとしているのか。
同社代表の黒田氏は言う(
慶應義塾大学SFCオープンリサーチフォーラム 2005より)。
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私は鎌倉で生まれ育ち、
若い頃はアメリカやヨーロッパでお金があればモノが買え何不自由なく暮らせるという生活をしてきた。しかし、
そういう暮らしが今のまま続くはずがない、モノと人間の関係を根本的に考え直さないとダメだと感じていた。
私たち家族が日本に帰国後、偶然に見つけた愛知県の作手村に移り住むことになったのは9年ほど前のことだ。私たちが目指したのは、
「永続して循環する過不足のない暮らし」である。自分たち家族が実践することで、「永続して循環する過不足のない社会」
への可能性が開けるのではないかと思ったのだ。自分たちが住む家は自分たちでつくり、自分たちで食べるものは自分たちでつくる。人間には、
他の野生動物と同じように、自分の暮らしを自分で立てる能力が備わっているはずである。今、私たちが直面している問題は「自立」
ということではないだろうか。個人として、家族として、国として「自立」しているかが問われていると思う。
作手村をひと目見て思ったのは、「マウンテンバイクのメッカになる宿命の村だ」ということだ。
国道が通っているが交通量もアップダウンも少なく、また村中どこでもマウンテンバイクを楽しめる場所だったのだ。そのことを村長に伝え、
マウンテンバイクスクールなどを開いた。そのうちスクールの子どもたちが買ってきたマウンテンバイクを修理するようになり、
やがて廃屋を利用して家族たちとプロショップを始めた。普通のプロショップと違うのは、たった1種類のブランドしか扱わないことだった。
私たちは、コメンサルバイクというブランドのディストリビューターとなったのだ。まったく無名だったコメンサルバイクを
1000台以上売った。その後、ディストリビューターから、自分たちでバイクをつくるメーカーとなった。それが、現在のレオンバイクである。
レオンバイクのコンセプトは「スポーツ・ユーティリティ・バイク」。1台でいろんな楽しみ方ができる。そして、
10年はモデルチェンジをしない。レオンバイクを通じて伝えたいのは、
破綻しかけている大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄という今の世界市場経済の仕組みへのソリューションは何なのかということである。
バイク、つまり自転車はいろんな都市問題を解決する力を持っていると思う。
都市の中でもっとバイクを活用することを提案したい。もっとゆっくり、もっと自然に生きるほど人生が豊になる。
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大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄という今の世界市場経済の仕組みへの一つのソリューション、これが 「10年はモデルチェンジをしない。フレームは1種類だけ」 という自転車の試みなのか・・・・・・・・
思想には賛同。
その思想を実現するためには、どんな仕掛けが自転車に用意されているんだろう。
長い間乗り続けるには、飽きのこない品質、ライフスタイルの変化に対応できること、などが必要かと思うが。
アフターパーツを豊富に用意してくれるのかも・・・・・・・・・・
ともかくも、登場が、楽しみなバイクだ。
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