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2014年6月30日 (月)

キイロサナエを見たかも・・・・

キイロサナエ。
ここ京都では準絶滅危惧種に指定され、めったにお目にかかれない、はず・・・・
ワタクシもそう思って、いる場所の情報を追っていたりしますw

ところで、今朝、通勤途中に寄ったあるポイントで出会ったサナエトンボなのですが・・・・・

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これはよくお目にかかるヤマサナエ♂だろうと思いながら、現像した画像の細部を見てると、肩縫線や側縫線がやけに緑っぽい、腹部第9節の黄色帯が細くて途中で切れている、尾部上付属器よりも下付属器の方が長いような、などなどヤマサナエ♂とちょっと違うじゃないかという気がして・・・・・

そこで、google画像検索でヒットしたヤマサナエ♂とキイロサナエ♂の画像をぜ〜んぶ見比べてみました。

まず、両者の識別に昔から使われている胸部のL字紋の太さ。
これは個体差が大きいようで、識別に使うにはちょっと・・・という感じ。

次に腹部第9節の黄色帯と尾部付属器。

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↑見た個体の腹部

第9節の黄色帯が細くて途中で切れている。尾部上付属器よりも下付属器の方が長いです。  

 

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↑ヤマサナエの腹部(こちらの画像の一部を使わせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます)

ヤマサナエ♂の第9節の黄色帯が太くて繋がっている。尾部上付属器と下付属器はほぼ同じ長さ。 
この尾部付属器の長さ関係は、重要な識別点として一般に使われています。

第9節の黄色帯の違いを識別指標にしているサイトがあったし、ヒットしたほとんどの画像でキイロサナエとヤマサナエとの間に第9節の黄色帯の違いがあったので、両者の識別点として有効ではないかと思ますねぇ。 
それから、どこにも指摘がない特徴でヤマサナエの腹部第8節に黄点。これも、ほとんどの画像でキイロサナエとヤマサナエとの間に有無の違いがあったので、これも両者の識別点として有効ではないかと思います。

あとは、重要な識別点である尾部付属器の長さ関係。
真横から写真が撮れていれば苦労はなかったのだけど、撮る前に飛ばれてしまったんで・・・・
なので、しょうがないから、似た角度からの画像を探して上下付属器の写り方を見比べてみました。
結果は、写した個体の下付属器が上より長く見えるのは、やはり上より長いからだろうという結論に。

    そういうことで、今日写した個体はキイロサナエ♂ではないかと思いますわ。 

それから、成熟個体の肩縫線や側縫線がやけに緑っぽくなるのもキイロサナエの特徴とか・・・・

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2014年6月29日 (日)

真っ黒なホタル

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ホタル科マドボタル属 クロマドボタル♂ @大原

クロマドボタルは低山地の里山等に生息し、幼虫は陸上で生活する。成虫は6月下旬頃に発生する。オスは、黒色で前胸背 板の前縁に透明な窓があり、メスは淡黄色で翅が退化している。配偶行動はフェロモンによるが、オスの成虫は夜間に発光することが観察されている。幼虫は、 冬季を除いてよく発光する。また幼虫は各節の紋にいくつかの型があり、地域によってある程度の特徴を持っているようである(陸生ホタルの生態と生息環境)。

そんなに珍しい虫ではないらしいけど、見たのは初めて。

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2014年6月28日 (土)

街にチョウゲンボウ

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近所の建物のアンテナに鳩ぐらいだけど鳩じゃない鳥がとまった。

肉眼では逆光になって何者かよくわからない。
持っていた180mmレンズを付けた5Dで撮って拡大してみると・・・・・

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チョウゲンボウだった。

京都市内なら広沢池にいるけど、左京区で見たのは初めてだ。

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2014年6月24日 (火)

キイトトンボとベニイトトンボの♀

この時期、某池ではキイトトンボとベニイトトンボがたくさん羽化して、混在している。

オスに識別は簡単なのだけど、メスが難しい。
ネットに挙がっている写真をみると、両者の識別は容易そうだけど、実際に混在しているとわけわからなくなる。というのは、キイトトンボ♀には基本2パターンあり、其の中でも成熟/未成熟で微妙に違うから。

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キイトトンボ若♀ 緑型 (以下クリックで拡大表示)

胸部が緑で腹部が黄色いタイプ。

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キイトトンボ♀ 緑型

胸部が緑で、腹部は緑色〜茶色のタイプ。

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キイトトンボ♀ 黄色型

胸部が茶色で腹部が黄色のタイプ。

今、この3パターンのメスが見られる。

で、ベニイトトンボのメスと思しきトンボは・・・・・

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胸部が緑色、腹部が黄色〜薄オレンジ色、脚も薄オレンジ色。

キイトトンボ若♀緑型ととても良く似ており、一緒にいるときっと区別がつかなないと思う。
ベニイトトンボ♂と判断した理由は、キイトトンボの沢山いるところから離れたところでベニイトトンボ♂のすぐそばにじっとしていたこと、腹部が明らかにレモンイエローでないこと、眼の後が緑型と違って緑でないこと。

もう少し時間が経てば、ベニイトトンボなら腹部が赤っぽくなるので識別できるのだけど、メスはめったに見ることができないのでねぇ・・・・・・

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2014年6月23日 (月)

オオカンショコガネ?

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コガネムシ類って似たヤツが多いから同定に苦労する。

今回のコイツは、頭部が普通のコガネムシ類と違うことが手がかりになったのだけど・・・・・
ぢつは、ネット上に決め手となる図とか写真がほとんどなかったので、苦労した。

まず、葉っぱを食べているから食葉性のコガネムシということは分かった。
食葉コガネムシは、葉っぱや樹液をエサとするコガネムシ類で、カブトムシ亜科、テナガコガネ亜科、ハナムグリ亜科、ヒゲブトハナムグリ亜科、ヒラタハナムグリ亜科、トラハナムグリ亜科、スジコガネ亜科、コフキコガネ亜科の8亜科、計57属240種いるそうだ。

 あ〜 これを全部調べることはムリ。

途方に暮れてパラパラとネット上の写真を見ていたら、そっくりの頭部を持つコフキコガネ亜科ヒメカンショコガネというヤツが目についた。
ヒメカンショコガネの大きさは10mm未満。写真のムシは10mm以上あったからヒメではない。
ならばと・・・・ 探すとオオカンショコガネというのがいるらしい。

ネット上には、明瞭なオオカンショコガネの写真がないので確定はできないけど、多分オオカンショコガネだと思う。

ネット上に写真がないところをみると、めったに人目につかないムシなのかもしれない。


 

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2014年6月19日 (木)

ありふれたシオカラトンボだけど・・・・

通勤途中、市内某所でセスジイトトンボを探していた時、シオカラトンボが目の前に止まった。

いつでも、どこでも撮れるからあえて撮らないけど、きれいな個体だったのでたまたま撮っておいた。

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今の時期の個体は羽化して間がないから、きれいだなぁ〜と思いながらフトみると、付属器の形がオスなのだ。
なのに、外見はメスっぽい。眼が茶色いから、未成熟オスだったみたいだ。

ちなみに、逆のパターン↓

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外見はオスっぽいけど、付属器はメスであることを語っている。
こんなのフィールドじゃ直ぐにわからへん。

やはり、虫って隅々まできっちり写しておかないと同定が難しいな〜と、ちょっと感心してみるw

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2014年6月17日 (火)

チョウトンボの羽化の時期

北区にある池では、チョウトンボが羽化の時期を迎えてる。

ヒラヒラと止まることなく飛ぶので写しにくいトンボだけど、今はチャンスかも・・・・・

284a6097     チョウトンボ♀ @北区

羽化して間もないみたいで、近づいても逃げない。
まさに、撮り放題。
だけど、常用の180mmマクロは焦点距離が長すぎて写しづらかった catface

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これだけ近づけるのなら、短いレンズを用意しときゃよかった・・・・

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2014年6月15日 (日)

コマルハナバチ♂をみた

284a618112_2    コマルハナバチ♂ @岩倉

コマルハナバチのメスは、黒くて丸っこくて毛むくじゃらでお尻が橙色で愛くるしいが、オスは薄黄金色の毛むくじゃらで、もっと愛らしい〜

長いこと見たいと思ってたが、コマルハナバチ自体が春から梅雨時期までが活動時期なので(梅雨時期に新女王蜂とオス蜂を生み出して巣が解散する)、なかなかお目にかかれなかった。

ちなみに、一緒にいたこちら↓は新生女王かもなぁ・・・・

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2014年6月14日 (土)

こちらがベニボタル

以前、ベニボタルとよく似た虫のニホンベニコメツキを撮ったが、ベニボタルそのものを見たことはなかった。

・・・が、本日めでたくベニボタルのお姿をゲット。

284a62841   ベニボタル 2014年6月 @岩倉

クリの花に居たのだが、写しにくいので地上に降りてもらったw

この写真ではベニコメツキにとても良く似ている。
でも、面をみると・・・・・・

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特徴的な長い口器が、ベニボタルを主張している。

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2014年6月12日 (木)

今日の空

Img_03951   19時 北西の空

今日は、上空に寒気が入ってきて不安定な気象状況。
夕刻、大雨・洪水警報が出たけど、通り雨で終わり。

こういう気象状況の日は、いろんな雲をみることができて面白い happy01

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2014年6月11日 (水)

ハリウッド映画のクリーチャーのようなムシ

284a47951   ヤマトシリアゲ♂春型 5月 @敦賀市

メタリックなカラー、サソリのような尻、馬面をさらにディフォルメしたような頭。
初見だったので、撮りながらありえねぇ〜と呟いてしまったw

撮って帰って知った正体は、ヤマトシリアゲという虫の♂。
あの細長い口吻で、昆虫の体液など、汁物を吸うらしい。

メスは・・・・、オスより普通っぽい。

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食後なのか、口吻を掃除している。

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2014年6月 9日 (月)

今日の空

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今日の京都の空は、大気圏の上層から下層までの雲の展示会のようだった。

そんな今日の夕刻、堀川通から北の空を見ると、なんとレアな乳房雲が!
慌ててカメラを取り出して写したが、既に形が崩れつつ・・・・ (´;ω;`)ウウ・・・

ちなみに、写真で、手前黒っぽい雲は、乱層雲。

真ん中のちょっと赤っぽい雲が、高積雲(多分)の乳房雲。雲の下部が丸く膨らんでそれっぽく見えるからそう呼ばれている (*^.^*)

奥の刷毛で掃いたような雲は、巻雲(多分)の濃密雲。

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2014年6月 8日 (日)

キマダラヒカゲの識別

サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲという蝶がおりまして、姿形がそっくり。
山地と平地で住み分けているらしいのだけど、サトの方は山地にもいたりして、というか、どこから山地というのかという問題もあって両者の識別は大変難しい。

学研標準図鑑(高価過ぎてワタシは持っていないw)や経験値では、下図のような3箇所に大きな違いがあるとのことだ。

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① この3◯がほぼ直線に並ぶ場合、サトキマダラヒカゲ
② この2つの眼状紋の黒目部分が、サトではとても小さい
③ ここの濃さが違う(私見ではサトは二重線がはっきりしている)

・・・・とのことで、ネットに公開されているサトとヤマの写真をつぶさに眺めてみた。

確かに、②と③はそのようであるけど、①については必ずしもそうではなさそうだ。
なので、正確に識別するには、もう少し識別点が欲しい気がする。

そこで、両者の写真をつぶさに眺めて気が付いた違いを下の図にまとめてみる。

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左がヤマキマダラヒカゲ(多分)、右がサトキマダラヒカゲ。

まず、上の①の2つの◯を結ぶ直線(赤線)の交差角が、サトでは150°以上あるようだ。まあ、これは言い換えたに過ぎないけど。

次に、後翅下方の眼状紋(黄色)、ヤマはない(はっきりしない)場合が多いようだ。

最後に、3連眼状紋が、ヤマでは一直線上にあり、サトでは中央が線上からズレる(青線)。
これは、かなりの確率でこの傾向があった。この特徴は、識別に使えるかも・・・・

で、上の写真のヤマキマダラヒカゲ(多分)は、今日比叡山にいたヤツでした。

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2014年6月 6日 (金)

今日の空

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大正区で南の空をみると、積乱雲が。

もう、太平洋高気圧がそこまで来てるんだねぇ。

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2014年6月 4日 (水)

もう梅雨入りですか・・・・

Img_01931 トラフムシヒキ @近所 by EOS M + EF-M 22mm F2

もう梅雨入りか・・・
個人的には、土日雨が降らなければうれしいなぁ〜

ところで、EOS M + EF-M 22mm F2の組合せは、鞄の中に放り込んで持ち歩き、おまけに必要なら準マクロ的撮影もできるんで重宝してる。ISO1600くらいまでなら画質いいし。
ただし、EOS M(M2)は、デカいズームレンズつけると存在意義が危ういかもなぁw

 

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2014年6月 3日 (火)

フォト庫 写真追加

フォト庫にチョウ目を追加しました。

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2014年6月 2日 (月)

緑色の甲虫 3種

284a44431 アオマダラタマムシ 2014年5月 @京都市内

見る角度によって色彩が変化する、いわゆる構造色ちゅ〜やつを身にまとった美しい虫。

284a47211 アオハムシダマシ 2014年5月 @敦賀市

284a54151_or アオカミキリモドキ or カトウカミキリモドキ♂ 2014年5月 @京都市内

どっちかは交接器の形で判断するらしいけど、捕まえない限り無理やねぇ・・・・
捕獲なしを前提にしてるから、同定はここまで。

どれも緑色をした虫達だけど、アオ◯◯と名がついている。
虫に限らず、周りをみると、緑色なのにアオ◯◯と呼ぶ事例はけっこうある。
これは、古代の日本語の「あお」は緑色を含み、その用法が引き継がれているからと言われている。

古代日本語(何時ぐらい昔かは知らないが、日本語が成立した頃)では、色を表す言葉として「い」をつけるとそのまま形容詞になる「くろ」「しろ」「あか」「あお」しかなかったそうだ(日本国語大辞典)。
それぞれは、今の色感覚と異なり、明るい色は「あか」、暗い色はくろ」、はっきりせず曖昧な色は「あお」、はっきりした色は「しろ」と呼ばれていたらしい。

それはともかく、昆虫学者の人たちが、変なところで色名に拘り、「ミドリ」を「アオ」としたのは何故だろう・・・・・

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2014年6月 1日 (日)

ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの識別

今の時期、きれいな小川に行くと、巨大なイトトンボのようなカワトンボに出会う。

よくいるのは、ハグロトンボ、ミヤマカワトンボ、ニホンカワトンボ、アサヒナカワトンボ。
これらの中でニホンカワトンボとアサヒナカワトンボはDNAレベルでは違っているが、外見は酷似しており、詳しい人は翅で識別できるらしいけどワタクシには困難〜
でもそれじゃ面白く無いので、素人でも簡単に判断できそうな指標を探してみることにした。

ニホンカワトンボの翅先端は、アサヒナカワトンボより尖っていて縁紋が前よりという特徴を書いている図鑑があった。
ネットサイトにアップされている写真を見比べると、なるほどそんな傾向がありそうに思えてきた。

そこで、これを指標にできないかと思い、ネットサイトにアップされている写真について図のような b/a値を算出してみた。
(写真を使わせて頂いたサイト様には、この場を借りてお礼申し上げます。)

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まずは、フォッサマグナ以南はアサヒナカワトンボだけということで、アサヒナカワトンボとして多くの写真をアップしているここの写真からノギスを使って b/a値を算出(有効数字3桁)。

  ●高知のアサヒナカワトンボの b/a平均値 = 0.883 標準偏差 = 0.010 (測定数:30)

次はニホンカワトンボ。
北海道と東北はニホンカワトンボだけということで、ここここここの写真から b/a値を算出。

 ●北海道、青森、福島: b/a平均値 = 0.867 標準偏差 = 0.014 (測定数:それぞれ7, 4, 3)

北海道と東北は近畿からはるか遠くで地域差もありえるので、姫路池田佐用九州の写真からb/a値を算出。

 ●姫路、池田、佐用: b/a平均値 = 0.866 標準偏差 = 0.018 (測定数:それぞれ6, 4, 5)
 ●九州: b/a平均値 = 0.860 標準偏差 = 0.020 (測定数:7)
   全平均b/a = 0.865 標準偏差 = 0.017

こうして翅の特徴を指標化(b/a値)してみると、アサヒナカワトンボは 0.883、ニホンカワトンボはあちらとこちらとで差はなく 0.86代。個体が、このあたりのb/a値を示せば確実に識別できそうだ。

ただし、ばらつきを考慮すると、b/a値が、
・0.873以上であれば、およそ80%以上の確率でアサヒナカワトンボ、
・0.882以下であれば、およそ80%以上の確率でニホンカワトンボ、
となる。

      あ〜っ、b/a = 0.87代の個体は識別でけへん・・・・・coldsweats02

ニホンカワトンボって個体差が大きいのか・・・・・・

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