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2014年7月27日 (日)

ヒガシとニシのキリギリス

現在、日本のキリギリスは、北海道に住むハネナガキリギリス、本州の青森〜岡山と淡路島に住むヒガシキリギリス、本州西部〜九州北部に住むニシキリギリス、沖縄諸島と宮古列島に住むオキナワキリギリスに分類されています(日本直翅類学会2006)。

この経緯は、

和田(1997)は「キリギリスは本州〜九州に 2 種いて、兵庫〜広島あたりにその境がある」という仮説を示し、「兵庫以東のものをヒガシキリギリス,島根〜福岡のタイプをニシキリギリスと仮称する」とした。このニシキリギリスとヒガシキリギリスという和名は、1997 年に仮称として示されたものである。その後、市川(1998) は de Haan が記載したキリギリス Gampsocleis buergeri の特徴を基に検討して Gampsocleis buergeri をニシキリギリス、また、Burr が記載した Gampsocleis mikado の特徴を基に検討して Gampsocleis mikado をヒガシキリギリスとして位置付けた。この考え方が基になり、日本直翅類学会(2006)ではニシキリギリス、ヒガシキリギリスの2種が記載されている。
(愛媛県総合科学博物館研究報告 No.17 (2012), p5-17より引用)

だそうです。

いや、今日の今日までキリギリスって1種類だと思ってましたんで、ワタクシには驚愕の事実ですw

その、ヒガシとニシのそれぞれの形態的特徴は・・・・・

(愛媛県総合科学博物館研究報告 No.17 (2012), p5-17より引用)

ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの識別よりは難しくなさそうだけど、厄介そうですな。
特に近畿には両方いるようですから。

2種いると知ってしまうと気になってしょうがないんで、さっそく雨上がりの午後、高野川の土手でキリギリスを3個体写して較べてみました。これらは5×2mの狭い範囲に居た個体です。

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♂ですね。前翅上部は明褐色、前翅側面に1列の黒斑、前翅は腹端より長い、前翅側面の幅はほぼ平行、腹部腹側は黄色・・・・・・と、この個体はニシキリギリスの特徴を備えてます。

 

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これも♂。褐色型なのでヒガシキリギリス一択なんでしょうけど、とりあえず特徴を見てみます。
写りが悪いんで細かいところがよくわかりませんが、褐色型、前翅側面に黒斑、前翅の長さは腹端と同じくらい、前翅側面の中央部が幅広い、腹部腹側は側面と同じ色・・・・・・と、ヒガシキリギリスの特徴を備えてます。

 

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♀です。これは、最初のヤツと同じ特徴を持ってます。

もっと見てみないと分からないけど、ここでは2種類のキリギリスがいるのかなぁ・・・・・・

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